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今週の深夜の馬鹿力#778(2009年9月13日) [伊集院]

2009年9月13日放送分の冒頭トークより引用。
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JUNK TM~OP用SS

今週気づいたこと。

伊集院光、42歳。えー、ラジオ歴、23年。
すっかり、ジジィ側の人間に、なった。

月曜JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力

TM・CI~

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テレビがもうすぐデジタルに変わる今からさかのぼる事二十数年前、現場にはまだまだアナログ機材が活躍しておりました。

音声の記録はアナログテテープレコーダがまだ現役でした。リールむき出しのオープンリールで、使用するテープの幅が6ミリなので6ミリ(ろくみり)と呼ばれていました。5インチリールで15分、7インチリールで30分、10インチリールで1時間記録できました。テープスピードは放送用では2種類あり、AM局やテレビでは19cm/sが、FM局では倍速の38cm/sが使われていました。38cm/sは音質が良いのですが先ほどあげた時間の半分しか記録が出来ませんでした。

DN-3602R.jpg
上の写真のデンオンDN-3602Rや、同じデンオンのDN-372なんかはどこの現場でも見かけたものです。再生機仕様や、モノラル仕様なんかも結構見かけました。

伊集院さんも言っていますが、編集はテープを実際に切ってスプライシングテープ(磁気テープ専用の接着テープ)で貼ってつないでゆくという原始的な方法で、ハサミだけで仕事ができますがやり直しのきかない一発勝負なのでとても気を使う作業でした。ビデオテープの編集もごく初期は実際にテープを切っており、タレントが「ここ編集してね」のサインにハサミをチョキチョキする仕草をするのは、こういった作業の名残だと思います。(ちなみに映画のネガ編集もフィルムをハサミで切って溶剤で接着します)

放送現場では既にアナログテレコは消えてしまいましたがレコーディングの世界でちゃんと生き残っています。なんと秋葉原のエフ商会では6ミリテープとスプライシングテープがまだ売られておりますので、今でも入手可能です。

デンスケってのは肩掛け式小型携帯用録音機(要はポータブルテレコ)の愛称で、ソニーの登録商標だそうです。

EM-3.jpeg
この写真はソニーのEM-3で、NHKにはPT-5というモデル名で納入され、1966年から使われました。
なぜデンスケというか。「スタジオことば2001」(栗田稔 編、兼六館出版、1996)より引用します。
「語源は、横山隆一氏描くところの人気漫画の主人公デンスケ君が、携帯用テープレコーダを肩にして大活躍していたところから名付けられたもの。(漫画は昭和27.3.15〜3.22(土)、毎日新聞)。」
大宮デン助ではなかったようです。これだけ名前が知られてもデンスケ君のキャラはあまり知られていませんね。フクちゃんの方がまだ知られているのでは。
このデンスケは最大5インチリールが使用でき、最大15分の記録が出来ます。モノラルなのでAMラジオや報道取材用に使用されました。重さ4.3kg。今のメモリレコーダと比較してはいけませんね。

ステレオの音楽録音用には可搬型のテレコを持って行きました。デンオンのDN-5302Rです。
DN-5302R.jpeg
これはスタジオ用の据置テレコからモニタスピーカのブリッジと、キャスター台部を取り外した位の大きさなので、携帯ではなく可搬型なのです。
今みたいに高音質の録音が簡単に出来なかった時代の物です。

6ミリテープの次の時代はDATです。
話に出て来たDATステーション。初期のラップトップPCの様な感じです。重さは8kg。
PCM-E7700-1.jpeg
再生用と録音用の二つのデッキ部を並べ、ディスプレイを見ながら編集操作をします。
以下カタログの拡大画像を。(クリックすると大きいサイズが出ます)
page1
PCM-E7700-2.jpeg

page2
PCM-E7700-3.jpeg

とある資料を見るとこのモデルのサービスエンド(修理対応終了)は2009年12月とあります。既に修理は出来ないようです。

デジタルメディアは値段も安く、いろいろ楽が出来ていいのですが、やはり6ミリをグリグリ回す方が気持ちいいと思う時があります。やっぱりアタシもジジィの仲間です。

出典
DN-3602R,DN-5302R:日本コロムビアFM局用機器カタログ 1985年9月
EM-3:図録 時代を語る放送機器(NHK放送博物館)2002年3月
PCM-E7700:ソニープロ用DATシステムカタログ 1997年5月

まさか、DATステーションのカタログが簡単に見つかるとは思いませんでしたね。

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コメント 5

Modern

SONYのモデル名は、EM-3 なんですね。
NHKではありませんが、某AM局お下がりを入手しました。

デンオンのコンソールはFM局で見ましたが、10号リールが小さく感じるサイズですね(笑

家が広かったら、欲しいですヾ(゚Д゚ )ォィォィ


by Modern (2011-09-23 09:26) 

zen

一年前のネタにコメントありがとうございます。

NHKは独自仕様で納入させる事が多かったですね。
ソニーや池上のカメラもBVP-300NとかHL-79Nとか通常と違う型番でしたし。こういうカスタム仕様は民放でもあって、池上のHL-79Eの日テレ仕様HL-79ENはカタログ品とリターン系統などが違っていたようです。

ちなみにNHK放送博物館発行の資料を見るとEM-3とPT-5の違いはイヤホン端子の形状だけで、あとはほとんど同一らしいです。


by zen (2011-10-29 18:06) 

dino

 はじめまして、迷惑書込みご容赦ください。
ポンコツアナログジジイです。 現在DN-372RAキャプスタンモーター修理中です。
DN-5302Rの前の、DN-572Rも有りましたが、出荷台数は少なかった
様で、今どれだけ生きているんでしょうか?
DN-307F円盤再正機も現役で頑張ってくれてます。
EM-3に2TRステレオでEM-3Sが有りました懐かしいです。
カメラは、BVP-330A・BVP‐30 HL-55Aなど時々引っ張りだしてます。



by dino (2012-06-16 21:15) 

zen

それにしても大きな機械ををたくさんお持ちなんて、羨ましいですね。
DN-372は懐かしいです。白いデコラのパネルのやつですね。
このテレコは仕事でよーく使っておりました。モノラル再生機仕様で、キュー信号検出アダプタ付きというものですが。
この頃のテレコは、早巻きから止める際にいきなりストップボタンを押すとテンションがかかりすぎてテープを痛めるので、逆方向の早送りボタンを押してテープを痛めないで減速して止めるのだと教え込まれたものです。これが慣れるまで上手く行かなかったんですよね。リールサイズによって操作のタイミングが全くちがうのですから。

by zen (2012-07-29 22:42) 

dino

恐縮です。
お陰様で、キャプスタンモーター無事に修理完了です。
ついでにメカ部分分解掃除&調整完了です。372にデコラを採用した理由は?ですが、スプライシングテープの切り残りが付いても綺麗に掃除できていいです。 早巻からの次動作で逆方向ボタンを経由させる事を、小生は民生器(DH-710&610)でもやっちゃいます。笑)

少しでもアナログ機器が長生きできますように、では失礼します。


by dino (2012-07-31 01:13) 

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